2008/05/15 【家族カウンセリング】 | ひきこもり・不登校支援は、臨床心理士によるこころの専門家集団「こころの家庭教師」へ。

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2008/05/15 【家族カウンセリング】

「子どもがうらやましい」

こころの家庭教師を利用いただいている中学生のお母さんがぽろっ
とおっしゃいました。「うらやましいってどういうことですか?」
とおうかがいすると、...

「実は私も子どもの頃、人と交わるのが嫌いで、怖くて、なかなか
友達ができなかった。今でいうようないじめも受けた。当時の先生
は怖い感じの方で、相談したりできるような状況ではかった。まし
てや、こんなサービスは世の中に存在しなかったから。。」

とのことでした。さらに

「彼女には、こんな成長の機会を与えてくれる個別のケアがあるの
に、自分はまだまだ子どもで、やっぱりママ友もうまく作れないし
どうしたらいいのだろうかと思うときがある。子どもがうらやまし
い」

のだそうです。このお話を受けてからは、家族カウンセリングとし
てお母さんとの時間も別に設けました。お母さんの不安を支えるこ
とと、可能であればお母さん自身の問題についても話し合っていく
ことを目的としました。今では、「お母さんのサポーターでもあり
ますよ」とお伝えしています。

子どもがまず手本とするのは、親の生き方や行動、対処法です。自
分の中に判断の基準ができていない子どもたちは当然のこととして
それをまねていきます。これはある意味仕方がないことですよね。
もちろん全ての子どもたちがそうではなく、親と異なる性格傾向を
もっていれば、必ずしもそうはならないでしょう。また、遺伝的な
要素も含まれているのかもしれません。

ただ、人から学んだ行動パターンや対処法は、必ず学びなおすこと
ができると、私は信じています。自分が今持っている行動パターン
や対処法が、自分自身を苦しめているものであると理解し、より柔
軟な行動を試し、それによって得られた結果が、自分にとって心地
よいものであったり、問題を解決することができると実感できれば
必ず人は新たな行動を身に着けるものだと思います。

「こころの家庭教師」では、この作業をご家庭で子どもたちと一緒
になって行っている、と言えば言いすぎでしょうか。発達のど真ん
中にいる子どもたちは、新たな学びを自分のものにしていく力がと
ても強いと感じています。

そして、これはなにも子どもたちだけに言えるのではなく、問題を
抱えるお母さんにも当てはまるのです。長く生きていれば、その間
に身についてしまったものはなかなか書き換えるのは難しいです。
ただ、30年かかって身に付いたものであれば、少なくとも30年かけ
れば元に戻るのではないでしょうか。少し極端な例ですが。

しかし、そんな時間の余裕はありませんよね。ですから、私たちと
一緒になって問題解決の早道を探っていくのです。

このように「家族カウンセリング」では、ひきこもりや不登校の子
ども話題に限らず、お母さんやお父さん自身の問題解決の場になる
ことがあります。そして、自分自身の問題解決が見られたとき、子
どもに対する目も、対応も見違えるように変わってくることもある
のです。

結果、子どもたちにも良い影響を及ぼすことがあるのです。


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